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3魚介類への影響 農薬は、それを使用すると一部が水に溶けて大かれ少なかれ河川や池に流入する恐れがある。 この場合、その農薬が魚介類にどの程度被害を与えるかが厳しく決められている。 魚毒性の分類C魚毒性が低いので、注意して使用すれば特に支障のないもの。 砒酸鉛、砒酸石灰、硫酸ニコチン、石灰硫黄合剤、マシン油など。 D魚毒性がある程度強いので、使用に当たっては一応注意を要するもの。 スミチオン、マラソン、ベンレート、除虫菊、有機銅剤など。 Q魚毒性が強いので使用規制がされているもの。 鉢植えによく使われる農薬でこれに属するものは普通ない。 E魚毒性が極めて強いので、使用には一定の指定がされているもの。 エンドリン、PCP(除草剤)。 現在、農薬として登録されているものは、正確な数は分からないが、おそらく数千種を数えると思われる。 こうした中には、残留毒性や著しい毒性のため、現在製造禁止や使用禁止、または強い使用制限をされているものもある。 商取り引きは簿記を必要とする。 五〇〇〇年前でさえも、たくさんの家畜の群れの持ち主で商人でもある、高位の祭司や都市国家の王たちは、きちんとした「会計簿」に貸し借りや、かれらの動物の売り主や買い主について記録しておくことの必要性を感じていた。 そして、これらの表記法はデータを簡単に書きとめるため、まぎらわしくない記号を必要とした。 このようにして、古代の商取り引きから最大の文明的発明が生まれたのである。 寺院に出入りする商人たちは、私たちの文字の前身である絵文字を発明した。 動物の取り引きでひんぱんに使われる言葉や概念、たとえば群れとウシ、雄ウシとヒツジ、豚とヤギ、ロバとイヌなどには、それぞれはっきりした記号がつけられていた。 メソポタミアでは、会計簿は粘土板、古代の事務員の筆記用具は鉄筆であった。 エジプト人は、そののち、パピルスと毛筆を用いるようになった。 |