「白然保護団体」は嫌いだ。 「自然保護」が大切なことは誰よりも私は強く認識しているつもりである。 また過去において数多くの-白然保護団体」と交流した経験を基として「白然保護団体」を眺めるとき、どうしてもこれらの団体は好きになれない。 今回はこのことについて考えてみよう。 @私の住む東京都西多摩郡五日市町の隣には、アメリカのレーガン大統領が、当時の中曽根首相の山荘を訪れ会談したことで、一躍有名になった町である。 この町では、財政の事情かどうか知らないが、町の山林の一部を「ゴミ」の最終投棄場として、東京都下の多くの市が使うことになった。 勿論これには多くの反対があったが。 さて使用し始めて2〜3年経ったころ、有害汚水が大地に染み込まないように、下に敷いてあったゴムシートが破れ始めたという噂が喧伝されるようになった。 問題はここからである。 「自然保護団体」は、汚水のため、魚の脊椎がこんなに曲がってしまったと、生きたヤマメ2尾とマス5尾ばかりがバケツに入れられ、その写真がテレビで放映された。 冗談ではない。 私は地方では有名な釣ワ気違いに属する人間だから、どこの川には、どんな魚が棲みどんな魚が棲まないかは、殆ど知っている。 このテレビに出たヤマメやマスはあそこの川には、絶対棲んでいない魚である。 棲んでいないはずの魚がどうしてテレビに出たか。 これは私の想像だが、恐らくどこかの養魚場で買って来たものを、公害による汚水で、魚がこんな状態になってしまったと、強調したくてテレビに出したものと思われる。 平井川は、あの位置より上流、8キロ以上上流なら、ヤマメは棲んでいるが、数は極く少なく、形はテレビにでたものより遙かに小さいまた、H町にあるーさかな園」では、お客に取らせるため、常時マスを放流しているから、マスはいるが、あの「ゴミ投棄壜」の近くまで下がってゆくとは考えられない。 |