枝づくりや、節間のつまった枝が目的の場合は、矮化剤は特に効果的と思われます。 根から吸収させるタイプの矮化剤では2年越しで薬効が統くようですので、今後多くの分野で使われると考えられます。 短節化した枝が多くあれば、徒.長しがちな多くの樹種もかなり盆栽として利用できるでしょう。 クリ、カシの類など、カシワやクヌギのようなもの、これらが盆樹として利用できる日も遠くないと思われます。 ギリギリを狙う 短節化と、花や実の付く純果枝とは少し意味が逮います。 短節化は、矮化剤を使ってなにがなんでも枝を短くしてみようということです。 これは自分で実験して、データをとってみないことには解らないことが多いのです。 基本はまず樹勢をつけておき、薬効のギリギリまでの濃度で、噴霧したり根から吸収させます。 この短縮した節をつなぎあわせて盆樹を作ろうという試みです。 草ものについては多くの種に効果があらわれます。 たとえばイタドリなど、10年小鉢で作り込めば2p程度に縮まります。 矮化剤の使用例では大鉢に作り、矮化させて2年程で同程度になります。 (鉢作りの占さの味は不問) 樹種や草により薬効はいろいろで、薬害の出るものもありますので、別に素材を用意して実験してみる必要があります。 |