テレビで植樹が放映されたものが果たして何本活着したことか。 この放映を企画もしくは実行した方々がこの記事を読まれたら、結果を発表してほしい。 私は専門的な立場から遠慮なく申しあげるならば、完全に燗%枯死したと思う。 植樹というものは、その樹種が活着して始めて価値があるものである。 このことを考えず、単なる愛護心で、環境のことも考えず、始めから枯死が約束されているものを植樹するのでは、白然保護ではなく、樹木類の無駄に他ならないことを強く理解して欲しい。 真の樹木愛護 東京都の「神代植物公園」に「E」という植物係長がいた。 私とは関連のある仕事をしていたから、よく話をしたものである。 その中で次のような話題がでた。 樹木類にラペルをつけ、これは「何科の何という樹木である」と公表することは、樹木類への関心を高めることで大変良いことである。 問題はそのラベルの付け方である。 彼はその付け方について、最も良い方法は、ラベルを釘で樹木の幹に打ちつけることであると主張する。 私は、大賛成だと意見は一致したが、彼は統いて言う。 しかし実際にそれをやったところ「白然保護団体」のお母さんから「残酷だ」とえらい勢いでクレームがつき、説明してもどうにも理解して貰えないので、やめてしまったとのことである。 |