絵を描いたものは「絵紫泥」と呼ばれる。 梨皮泥(りひでい>と呼ばれる鉢は、分類的には紫泥に含まれるべきものと思われるが、粘土で型を作るとき、度焼いた陶器のかけらを混ぜ合わることにより、特殊の肌を作る。 2 白泥(はくでい) これは、鉄分を含まない粘土を用いて焼いたもので、明かに別のもの.である。 これも、粘土の種類は多く、また粘土を練る過程の違いでも差がでてくる。 次に、和の種類による呼び名。 ただこれは、単に粕の種類と言うに止なく、焼きものとしての美しさはない。 考古学で、「縄文土器」などと呼ばれるものは、これに属し、陶磁器類としての価値は低いが、古典価値が取り沙汰されている。 ただ、鉢として使う場合は、価格が安く、通気性があり植物の生育に適しているため、「駄温鉢」とよび花丼栽培の養成や、安値な花弄類の販売に用いられる。 2 陶器(とうき) 「焼きもの」を焼くとき、その温度が800℃から1200℃の間にあるときは、これを陶器と呼ぷ。 盆栽に使う鉢も、家庭の食器類も、大部分はこれに属する。 「泥もの」の中の高価な鉢も、焼く温度区分から見れば、大部分はこの陶器に入る。 |