薬効成分として分析されているのは、枝や幹、根などにアルカノイド系のペルペリン、バルバリン、オキシペリン、ヤマロペリンなどが見つかっており、これらの成分を口に含むと、苦いが、この苦味が殺菌性に富んでいて、最近になって整腸効果もあることがわかってきました。 薬用として用いる場合は、根、枝、幹いずれも使用可能ですし、1年間いつでも採取しても薬効成分の含有量には変化がないようですから、他の薬草木と違って大変便利です。 民間薬として使用する場合急性結膜炎(はやり眼)、ただれ眼などには、3-5日日干ししたメギの根皮を症状に応じて5-159を200tの水が半量になるまで煎じ、冷えてからガーゼなどでこし、この原液で1日4.5回眼を洗います。 この原液は下手な薬局の眼薬より効果はありますのでためしてください。 扁桃腺や口内炎、咽喉炎などには2-3回のメギを200tの水が半量になるまで煎じ、1日何回でも原液でうがいしますと、(平均2日)効果はてきめんに現れます。 健胃、整腸にはメギ2-39を200tの水が半量になるまで煎じ、3回に分けて食後に服用します。 ただし、多量に飲むとかえって害になる恐れがありますから注意を要します。 |