畑作りの基本はやはり肥培と、主 に切り込みによる骨格づくりが中心 になります。 枝作りに関しては後に 鉢上げしてから本格的に始まる前段 階の作りと考えて良いでしょう。 特 に実もの素材では、以上のことが基 本です。 したがって、目的は様々ですが、 幹をある程度太らせ枝作りの段階に 入るか、または鉢上げしてすぐに実を成らせる場合に矮化剤の使用が考 えられます。 一例として、春伸長する枝に薬を かけ、短節の枝を数多く作ることが あります。 樹種により薬がききにく いものもあり、また畑作りで樹勢が 強い場合などまだよく分っていない点が多いのですが、特定の樹で実験してみるなどの必要があります。 データ的にも、畑作り素材についてはそろっていないといってよく、各樹種、時期、薬の種類など細かい研究が必要になります。 短節の枝を畑の段階で作る利点としては、後に切り込んでいく場合などで充分に活用できるわけです。 また、全体的に枝がこんだ状態でできるため、花芽がつぎやす晦遭げられます。 |