ガマズミ スイカズラ科の対生の葉を持つ、野生味あふれる樹種です。 一度盆栽を見ればその魅力にひかれる入が多いのですが、数はたいへん少ないようです。 ガマズミは充実した枝の先端とその下の側芽に花芽分化します。 白生樹では先端などの芽が大きく伸び、その先に花を付けるものです。 盆栽では、徒長した印象を受けますので、なるべく側芽に花芽を持たせるようにします。 方法としては先端枝を伸ばし樹勢を逃しながら側芽の充実をはかることになります。 徒長させた枝は後で切りつめるわけですが、一方の側枝の方は短く充実した枝とな12ます。 花芽分化は夏ですので、この時期までに枝が成熟し、短く充実させることになります。 樹勢のある黴の場合、5月初旬ごろ芽摘みを行い、後に伸長する2番芽に花芽を持たせることも可能です。 この例でも、ある程度枝数を増やし短枝が生じるような樹づくりが必要です。 |